【体験談】私がSNS投資詐欺に巻き込まれた話と、気づくまでの流れ

「まさか自分が引っかかるなんて」
そう思っていた私が、SNSで広がる投資詐欺に巻き込まれてしまいました。
この記事は、同じような被害を防ぐために書きます。


きっかけ:なぜそのLINEグループに入ったのか

もともと、株や高配当株に興味があり、日頃からネットで調べていました。
ある日、いつもYoutubeを見ている「リベラルアーツ大学の両学長」の広告(本当は両学長とは関係のない偽広告だったのだろう)をクリックしてしまいました。


それをクリックすると、両学長(偽物)から「知り合いの先生を紹介する」といわれて、その先生の経歴的なものを教えてくれて、いかにもあなたの役に少しでも立ちますように、的な雰囲気で、なんとなくそのままLINEグループへ入っていってしまいました。


そのグループには90名ほどの人がいて、グループ内の会話では、その先生がみんなにいろいろなことを教えて、それに対して質問しあったりして、みんなで高めあおうとするような雰囲気でした。


心理的なハードルを下げられた瞬間

私は1か月程度、なんとなく時々その会話を見る程度で、それ以上は踏み込んでいませんでした。
それがある日、その中にいるメンバーとみられる人から、直接メッセージが来ました。

その人は、自分は初心者なんだけど、グループのプランに参加されていらっしゃいますか?
と、質問をしてきました。
もちろん私はそんな知らない人からのメッセージは、とりあえずそのままにしておきました。

グループ内投稿では、このプランに参加して、この取引をしたらいいという情報と、その取引を終えた後にどのくらいの利益が出たという内容のスクリーンショットを送ったり、という様子です。

そんな投稿を見ているうちに、なんとなく、本当なんだろうか・・・と気持ちが少しずつ揺らぎ始めました。

さらに、グループ内の人たちが、自分のことを語ったり、このお金でどう生きたいとか、わりと身近な雰囲気を出してきて、だんだん警戒心が薄れていってしまったように思います。


行動してしまった理由

だんだん警戒心が薄れてはいるものの、でも本当なんだろうか、という気持ちもぬぐえないので、
自分からグループの中の人で普通の人っぽいなあと感じた人に、
「このグループ内の会話を信じきれなくて迷っている」的なメッセージを送ってみました。

その彼女がメッセージを返してくれて、自分も初めはそんな気持ちだったけど、今は始めてよかった、的なことをいいました。
今思えば、彼女は完全にグループ内のサクラ的存在。
だけど、そこで、私は信じてしまって、ついに1歩踏み出してしまいました。

アシスタントといわれる人がいて、その人に口座を作りたいと言ってしまいました。

まずはアプリをダウンロードするようにいわれて、ダウンロードするのですが、
そのアプリ、ちゃんとAppStoreにあるアプリだし・・・とそこも信じる気持ちをさらに高めてしまいました。

アプリは、普通に証券会社のアプリみたいに、株を購入できるようになっているのですが、
入金はそのアプリに直接ではなくて、そのアプリのカスタマーセンターというのが存在していて、
そこで入金先口座の指示があって、そこに入金すると、1時間以内くらいに、自分のアプリの口座にお金が入るという仕組みになっていました。

今思えば、その仕組みもおかしいし、カスタマーセンターが指定してくる入金先が、個人名義の口座で、それもおかしすぎるのです。
一度、口座が個人名なのはどうしてなのか、と問い合わせしたこともあったのですが、なんとももっともらしいことを言われて、なんとなく流してしまっていました。


見せかけの利益

おかしいと思う瞬間は、何度もあったのに、信じてしまっているわたしには、それが重大なこととまでは結び付かず、前に進み続けてしまいました。

日々送られてくるグループ内の成功演出、と
わたし自身も、言われたようにやっているとアプリ内の表示上、少しずつお金がふえて、3万、5万、10万と増えていったのでした。
それが私を後押ししていきました。


IPO投資という“次のステップ”

1週間ほど経った頃、グループ内で「次はIPO投資をする」という話になっていきました。
「上場すれば3倍になる」「資金を集めるために定期を解約した」というような投稿が続きました。
そして私にも「5000株当たった」とアプリに表示が出ました。
必要資金は約150万円。「これを入れれば450万円になる」と勧められました。


違和感と現実

しかし、そんな大金は私にはありません。

気持ちが揺れる中で初めて「投資詐欺」と検索してみたのです。
そこで、出てきた体験談は、私と全く同じ状況ばかり――

初めて「詐欺だったんだ」と気づきました。
それまでに何度も、ちょっと疑問に思うと検索をしていたのに、なぜか詐欺というワードで検索しようという気持ちには全くなっていなかったのです。
詐欺、と一言検索していたら・・・と後悔がつのります。


個人情報の不安

詐欺だとわかってからは、もちろんもう入金はしていませんし、アシスタントから入金の資金はどうなりましたか?などのメッセージが来るのですが、それも回答せず。

でも、グループ内の会話は今も変わりなく続いています。

数日後が上場日で、その日までにみんなに振り込みをさせて、と考えているので、
今は、こんなに振り込みをした、とか、上場を楽しみにしているとかの投稿が続いています。

わたしは距離をとってはいますが、ただ一つ心配なことがあります。
それは、アプリ利用の際に、本人確認が必要だと言われ、免許証の写真を送ってしまっていることです。

お金はこれ以上入金しなければいいことだけど、免許証は何か悪用でもされはしないか、と心配で。
できることをしておこうと思い、再交付してもらって、旧証を無効化しました。


それでも「これからどうなるのか」という不安は残っています。


教訓

今回、入金してしまった25万円は戻ってきません。
でも早い段階で気づけたことで、さらに大きな被害は免れました。
恥ずかしくて家族にも言えませんが、
「自分は大丈夫」と思っている人ほど、こうした手口に引っかかる危険があります。

この詐欺がなくならないのは、被害に遭っても公にできない人が多いからだと感じます。
もしこの記事が、誰かの“気づき”になれば幸いです。


教訓まとめ

  • SNSや広告経由の投資話は、まず疑う
  • 個人名義口座への振込は要注意
  • 「みんな儲かっている」演出は信じない
  • 著名人の名をかたるとうその投稿があふれていることを理解する
  • 少しでも違和感を覚えたら検索ワードに「詐欺」を入れて調べる

これが私の体験談です。

教訓をまとめると、こんなの当たり前のことだなあと思います。
でも、それでも引っかかってしまう人が後を絶たない、それが現実です。


同じような被害が、あなたやあなたの周りに起こらないように、みんなで確かめ合っていけたらいいなあと思っています。

最後まで読んでくださりありがとうございました。


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