この週末、実家へ帰りました。
新幹線で約5時間の距離にある実家なので、2か月に1度くらいのタイミングで帰省しています。
87歳の父と、84歳の母。ふたりきりの暮らしの中で、それぞれが支え合いながら何とか日々を営んでいます。遠くに住んでいるわたしは、日々の手助けをすることもできず、両親の暮らしがいつもとても気になっています。
そんなタイミングで始まったNHKのドラマ「ひとりでしにたい」。
39歳未婚・子なしの主人公が、伯母の孤独死をきっかけに老後を真剣に考え始めるという物語。コミカルに描かれながらも、生きることと死ぬことの本質にじんわりと迫ってくる作品です。
親のこと、自分のこと、そして「老い」と「死」のこと。今、避けずに見つめたいと思ったことを、今日は書いてみます。
親の老いに触れて思うこと
実家で暮らす父は足腰が弱り、今にも転びそうなほどふらついて歩いています。
母は身体はまだしっかりしているものの、パーキンソン病の初期と診断され、忘れっぽさや気持ちの不安定さが少しずつ現れてきました。
ふたりは今、なんとか助け合って生活しています。
ケアマネジャーさんの存在がとても心強くて、困ったときはいつでも頼れる仕組みが整っていることに感謝しています。
でも、どちらかが入院となれば、もう一方をひとりで家に置くのは難しい。
ケアマネさんによると、そんなときは病院の「地域包括ケア病棟」にいったんふたりで入院して、その間に在宅に戻る準備をするのが一般的だそうです。
それを聞いて少し安心もしましたが、同時に、どんなふうに老いを支えていけばいいのか、まだ答えは見つかっていません。
「ひとりでしにたい」が問いかけてくること
NHKドラマ「ひとりでしにたい」は、今まさに自分が抱えている思いとリンクするように始まりました。
主人公・山口鳴海(綾瀬はるか)は、未婚・子なしの一人暮らしを謳歌(おうか)していたが、憧れていたキャリアウーマンの伯母が思いもよらない孤独死をしたことをきっかけに、自分の未来や親の介護について考え始めます。「自分はどう老いて、どう死にたいのか?」というテーマが浮き彫りになります。
ドラマの描写はユーモアも交えて軽やかだけど、内容はとてもリアル。
親の介護や老後の不安、そして「自分の老後」をどう捉えるか、という問いが視聴者に突きつけられます。
自分のこれからにも重なる問い
実家に帰って両親と向き合いながら、ふと「自分たち夫婦も、いつまで一緒に暮らせるだろうか」と思いました。
どちらかが病気になる、介護が必要になる。そんな日が、もしかしたらそう遠くない未来にやってくるのかもしれません。
でも、今の自分には、「どう老後を生きていきたいか」「どんな死に方をしたいか」の答えがまだ見えていません。今の幸せな暮らしがいつまでも続くような、そんな気持ちで、その先の未来を考えないようにしてしまっているのかもしれません。
でも親の姿を見ていると、その現実が目の前にあって、いつどうなってもおかしくない状況になっています。誰にも訪れる老いと死。どう向き合うのか、
きっと正解は一つじゃないし、人によって、時期によっても変わるもの。
それでも、「今から少しずつ考え始める」ことが、“自分らしい老い方”への第一歩なのかもしれないと思いました。
まとめ
「老い」や「死」は、誰にとっても避けられないテーマ。
でも、あまりにも重たくて、つい目をそらしてしまいがちです。
今回の帰省とドラマをきっかけに、私は、親の老後、自分の未来を正面から見つめようと思いました。
大切なのは、“不安を抱えること”ではなく、“考え始めること”。そして、できる準備を一歩ずつしていくことなのだと思います。
あなたは「老い」や「自分の未来」をどう考えていますか?
大切な人と、こういう話をしてみたことはありますか?
誰もが通るこの道を、自分らしく歩いていくために——
そんなことを考えた、帰省の週末でした。


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